葬儀相談日誌05

京都・寺院での葬儀

今回私は京都の浄土宗の四大本山のひとつである
寺院での葬儀にお邪魔いたしました。

以前塔頭での葬儀にはお邪魔したことはあり
ましたが、本山での葬儀となると、担当した葬儀社
年に1、2度あれば多い方とのことでした。

大小2つの式場があり、小方丈が100名、大方丈が
200名収容可能で、苔むした庭と調和した、非常に
趣のある建物でした。

本堂を右手に望みながら、階段を上り、鴬張りの廊下
を左に進むと小方丈があり、伝統を感じさせる
白木祭壇と白菊を組み合わせたなんとも京都らしい、
余計な派手さはないものの、重みと上品さを感じさせる
ものでした。

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式場入り口の屏風にも余分な飾りはなく、少ない差し花も
センス良く配置され、粋を感じさせるものでした。

京都市内で商売をされていたという故人様の葬儀と
いうことで、仕事関係者も方もたくさん来られるのではと
いう予想もありましたが、同年代のお知り合いの方が
少なくなり、ほぼご親族だけの葬儀式と
なったとのことでした。

喪主様にご挨拶をさせていただいたところ、
「まさか浄土宗の本山での葬儀が行えるとは思って
いませんでした。父も非常に喜んでいると思います。」
というありがたい言葉をいただきました。

京都の寺院の事情を知り尽くした葬儀社のプロの
側面を垣間見ることが出来たのではないかと思います。

静寂の中、読経の声だけが響く、そのような印象のまま、
お見送りのときを迎えることとなりました。

ご親族のお邪魔にならぬようそっと手を合わせました。


お見送りの後、最寄の駅までの間しばし京都の町を
歩きましたが、某有名国立大やいかにも現代的な
飲食店や雑貨店が、歴史ある、由緒ある寺院と渾然一体と
なって、町を形成している。
改めて京都のなんとも魅力的な一面に気づくことが
出来ました。 傳

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